このページではミノーの中でも代表的なうろこ模様のついたリアルミノーの作り方を紹介する。
リアルミノーは見た目が魚に似てリアルで美しく、これを使えば釣れそうな気にさせてくれるルアーだ。
もちろん実際の釣果の実績も優れており、正直釣れる。
ミノーと言えば昔からあるラパラが有名だが、リアルミノーに関しては日本で独自に発達したルアーと言えるだろう。
より多く釣るため、より魚に似せるために、誕生したルアーである。
このルアーの対象魚はブラックバス、トラウト、シーバスなど小魚を捕食する生態をもつ魚である。
そのためかミノーを作っているプロのビルダーは国内に数多く存在し、彼等の作り方とその作品は実に様々だ。
今回はリアルミノーの原点とも言われるハンクル(HMKL)ルアーの作り方を参考にして紹介する。
このルアーは
プロのアングラー兼ビルダーである泉和摩氏の作品であり、氏はおしげもなくその作り方をいろいろな雑誌で公開している。
ちなみに、ここに載せている方法はハンクルとまったく同じ製作方法ではない。
作り方の基本はペンシルベイトと同じであるため、リアルミノーの作り方の中の特徴的な工程について詳しく説明する。
なおこの作り方は、海のビッグフィッシュ用としては耐久性が足りないためあまり参考にはならないだろう。
リアルミノーが完成するには早くて丸5日長ければ10日以上かかる。
気長にじっくりと丁寧に作業するのが完成度の高いミノーを作るコツである。
手先の器用さが要求され、まるで伝統工芸の職人の技のような一面も必要となる。
ぜひじっくりと作ってほしい。
今回使ったものは、このページの最後に載せている。