LC会報 屋久島遠征このページでは屋久島に行って釣りをした報告を載せている。
屋久島遠征報告(2002/8/8 - 8/13)この夏は鹿児島県の南南西にある屋久島に行ってきました。
左に島の地図をのせました。
港はいくつかあるが、ジェットフォイルは宮之浦港と安房港から出入りしています。 飛行機は屋久島空港から利用できます。 島の周りはほとんど磯で、溶岩地帯もあります。 島内を移動するには、島の中を走っている民営の屋久島交通が運営する定期路線バスか、タクシー、レンタカー、レンタルバイクになります。 起伏があるのと、路線バスが意外と高くつくので、お勧めはレンタカー。 けれども私はバス一筋でした。 御盆の時期だったのでレンタカーがとれなかったんです。 バスは1時間に1本程度だので、かなり行動が縛られました。 赤い点が主に行った場所。 この島は大きいので、1回の旅行で把握するのは無理ですね。
ずっと同じ民宿にいましたが、ここ水明荘は、なんと”もののけ姫”の制作のためスタジオジブリが屋久島を取材するときに利用した宿でした。
そんなことはまるで知らず、宿の玄関に入ったときに迎えてくれたのは宮崎駿氏の直筆の色紙でした。 もののけ姫の舞台となった白谷雲水峡は宮之浦からバスで行けます。 ここは手軽な30分コースから5時間コースまであり、そこにはシダとコケに覆われた石とヤクスギ、小川、の幽玄の世界がありました。 ちなみに、おすすめのコースは太鼓岩往復5時間コース。 この岩の上から見える景色はとにかく気持ちいい、のひとこと。 行くまでは道なき道を、ピンクのテープを目印に進んで行きしんどいですが、白谷雲水峡に行くときはぜひどうぞ。 帰りのバスは夏の臨時便で最終が15:40ですから、くれぐれも御注意を。
手軽に行けて、屋久島の自然を味わうなら、この大川の滝(おおこの滝)はお勧めだ。この滝はとにかく大きいだ。左の画像の左下の方に小さくある白い点があるのが見えるでしょうか?これが人の顔です。どーんと迫る感じの迫力ある滝です。
滝つぼまでいけますが、台風の後とかはとにかくすごく、恐くて近付けないそうです。 水の中を覗いてみましたが、魚はいませんでした。 ここのバス停”大川の滝”のすぐ側には、名水百選の水がさりげなく湧いていて飲めます。 味は、うーん、確かにおいしかっただが、どう違うかというのは表現できません。
さて、肝心の釣りですが、磯が多く、それなりの装備が必要。
バスだけの移動で行けるポイントでは、尾の間(おのあいだ)にひとつあります。 バスで”尾の間”または”屋久島温泉”に到着し、今ではやっていない国民宿舎の右裏に回り込むと小道があります。 道を進むと階段が出てくるのでそこを下れば、左の風景の場所がでてきます。 足場と潮の満ち引きに注意して釣りができる状態。 自宅から持ってきたライフジャケットを着て2時間ほど釣りをしましたが、当たりはありませんでした。 先に釣りをしていた地元のおじいさん(他に釣り人はいませんでした)に聞くと、ルアー釣りでは結構大きなルアーを遠投すると、たまに回遊してくる魚(なんであるかは不明)にヒットするそうだ。
民宿近くの安房川河口、ここでも釣りをしました。
元漁師のおじいさんによると、ルアーでは、エバ、スズキが釣れるそうで、スズキは雨の後のにごりが入ったときに、ゴロタ石の場所で釣れるとのこと。 他に赤灯台の下で朝早く大きめのエバが釣れるとのことでした。 川沿いに道路があり、堤防の上から、干潮時は堤防の下に降りて釣りができます。 安房港写真
この安房港で手持ちのミノーやワームをさんざん投げましたが、まったく反応なし。
おおすごい!結構いい引き。 ついに釣れました! この仕掛けはまさにルアーの一種です。 久しぶりに釣ったのと、新しい釣りに出会えて、妙に感動してしまいました。 エバ、というのは右の画像の魚。 またの名をシマアジ。 どちららも地方での名称で、正式にはギンガメアジの子供だそうです。大きさは20cm以上。 釣った直後は縦の縞模様があり、全体的に銀色で、ギーギー鳴きます。しかししばらくすると、縞模様が消えて体が黄色っぽくなりました。 刺身、塩焼きを民宿のおかみさんにお願いして作ってもらったところ、かなりおいしい! 夕飯のおかずのために釣りに来る人もいて、なんていい場所、うらやましい。 この魚、5cmぐらいのミノーでも釣れるみたいで、好奇心旺盛だ。海のギルといったところでしょうか。 今回の屋久島遠征、釣れたのはエバだけでしたが、この島では、沖に出ての船からのジギングでカンパチなどが釣れるそうです。 また、安房の沖ではトビウオ漁が行なわれており、フカ(鮫)も多いとのこと。 餌釣りでは、島のほとんどがポイントになるそうです。 ルアーマンの私にとっては、屋久島は釣りというより、山登りの島という感じがしました。 以上、報告終わり。
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