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スピナーベイトについての知識

数多くあるルアーの中で最も生き物に見えないのが、このスピナーベイトだろう。しかしその実力は強力で、水中で動いている姿を見れば、ブレードのきらめきが小魚そっくりだと納得できるはずだ。けれどもその動き方が実は上図のような体勢で動いているのは知っているだろうか?そしてスピナーベイトには大きく分けて6種類もタイプがあるのは知っているだろうか?ここまで読むと、スピナーベイトが結構奥の深いルアーであることが薄々わかってきたと思う。このページではスピナーベイトの奥の深さを紹介している。



パーツの名称

スピナーベイトには全部で10のパーツがある。中には名前を知らなかったものもあるのではないだろうか。
  1. ブレード(blade)
  2. スイベル
  3. パーツ名称
  4. 金属ビーズ
  5. クレビス
  6. アッパーアーム(upper arm)
  7. アイ(eye)
  8. ロアアーム(lower arm)
  9. ヘッド(head)
  10. フック(hook)
  11. スカート(skirt)

パーツの種類

ブレード

ブレード種類スピナーベイトの主役が実はこのブレードだ。このブレードが回転することによって、フラッシング効果(キラキラと輝くこと)・バイブレーション効果(振動すること)・うねり効果(水を動かすこと)の3つの効果が発揮される。

ブレード ブレードには右図のように大きく3種類に分けられる。左からコロラドブレード、インディアナブレード、ウィローリーフブレードだ。これらの動きの違いを説明しているのが下の図だ。形によってこれだけ動きに違いがあるが、さらにブレードのへこみ方によっても違う。へこみが小さいと激しく、大きいと細かく回転する。色はゴールド・シルバー・蛍光色がある。
  • コロラドブレード
    コロラド 図から、最も激しく動くことがわかると思うが、激しく動くと言うことはそれだけルアーを引いているときの抵抗が大きく、ゆっくり引くことができる。
    得意なのは、落としこみ(フォーリング)だ。引いて、沈めて、引いて・・という釣りに向いている。
    バイブレーション効果とうねり効果の強いブレードだ。不得意なのは早い釣りとウィードのある場所での釣りだ。
    *このタイプを作るときは、ブレードはヘッドのちょうど真上にくるようにアッパーアームの長さを調節する。
  • インディアナブレード
    このブレードはコロラドブレードと、次に説明するウィローリーフブレードのいいところを合わせ持っている。3つの効果をバランスよくもっている。
  • ウィローリーフブレード
    ウィロー柳の葉の形をしているところからこの名前がつけられた。細かく回転するため引くときの抵抗が小さく、早い釣りに適している。フラッシング効果が大きく、集魚効果も一番ある。ウィードをすり抜けるのに適しているため、一番使用頻度の高いタイプだ。
    *このタイプ(コロラド以外)を作るときは、アッパーアームの先がフックを右図のようにガードする長さ以上に調整する。
  • 6つの組み合わせ
    ブレードがシングル(1つ)かダブル(2つ)かというだけでなく、ダブルの場合はブレードのタイプの組み合わせによって3種類に分けられる。

    タイプ 上のブレード 下のブレード 特徴
    シングルコロラド コロラド 無し 最もバイブレーション効果がある。落としこみが得意。
    シングルインディアナ インディアナ 無し 適度なバイブレーションとフラッシングの効果がある。
    シングルウィロー ウィロー 無し フラッシング効果が大きく、作者が一番よく使うタイプ。
    タンデムウィロー ウィロー コロラド 一番多く売っているタイプで浅い所を早く引くのに最適。
    ダブルコロラド コロラド コロラド シングルコロラドより弱いバイブレーション効果。
    ダブルウィロー ウィロー ウィロー 最もフラッシング効果が大きい。落としこみは苦手。

スイベル

普通のヨリモドシではない。高性能のヨリモドシ、それがスイベルだ。ルアーの売っているところであれば手にはいるだろう。このスイベル実はつける向きが決まっている。右上図で説明すると左側にアッパーアームを、右側にブレードを付ける。大きさは3種類ほどで売られている。まず使いたいブレードを決め、スイベルのリング部分がブレードの穴にはめられるかが選択のポイントだ。

金属ビーズ・クレビス

一番手に入りにくいパーツだ。ダブルタイプを作るときに必要となる。大きさは2種類ほどある。付け方は上図のように、ビーズがクレビスの上に2つ下に1つ、クレビスにつけるブレードは凹部が上を向くようにセットする。

アッパーアーム・ロアアーム

2つ合わせてアームまたはシャフトとも言う。素材はステンレス。バネ鋼線といわれるものが東急ハンズで売っているが、私は釣具屋(キャスティング)でサンメリット社が出しているものを使っている。主に海釣りの仕掛けのテンビンを自作するために売られている物だ。使う太さは0.8mm〜1.0mm。ステンレスと言っても合金なので、硬さはいろいろある。
  • 硬さ
    柔らかい物は、引いたときの抵抗が大きく、バイブレーション効果、揺らぎ効果が最大限発揮される。ゆっくり引くのに適している。硬い物はほとんど振動せず、早く引くのに適している。もっともアームの長さによっても動きは変わってくる。


  • 長さ
    アイからブレードまでの長さが長いほどバイブレーションが大きくなる。そして基本は前編で説明したように、フックをガードする長さにする。そして、アイからヘッドまでの長さが長いほど不安定な泳ぎになる。引いたときに変な体勢で泳ぐ原因になる。ヘッドの重さとロアアームの長さ・太さ・硬さのバランスで安定した泳ぎをするかが決まる。


  • 角度
    アッパーアームとロアアームの角度は、基準は80度。後は実際に動かしてみて調節し、各ルアーに見合った角度をみつけることだ。

アイ

形は2種類ある。ここで紹介しているのはR型と言われるタイプだ。アイの形がアルファベットのRであるの形であることからきている。もうひとつはクローズタイプ(リング型)。これはアイの部分でアームが450度ほど曲がってちょうどリング状になっています。R型は使っているうちにアイが開いてしまう欠点があり、クローズタイプはアイの部分に糸がはさまってしまう欠点がある。バランスの良さと作り易さからR型のほうをお勧めする。

ヘッド

バラストまたはバランサーとも言う。スピナーベイトを安定させる働きをする。また、今流行の2次アクション(障害物に当たった時にする動きのこと)をヘッドの形が左右する。あくまで主役はブレードなので極端な話、色を付けずに無垢のままでも釣果にはあまり影響はしないだろう。素材は鉛のものが大部分だがメーカーによっては特殊樹脂をつかっていたり、ヘッド部分がミノーになっているものもある。

フック

軸部分(シャンク)が太くて長くフックの曲がり(ベンド)が大きいストレートタイプを使う。市販のスピナーベイトのフックは特殊のものなので、一般の店にはない。ワーム用フックを購入して使用する。

スカート

ヘッドの振動を抑える働きと、アピール度を増す働きがある。長さが長いほど滑らかにスカートは動き、短いときびきびと動く。色と素材によって種類がいくつかあり、水の透明度によって色は使い分けるのが基本だ。これはブレードも同じだ。

トレーラー

フックにセットするワームのことだ。グラブやツインテールなど柔らかめのものをつける。ウィロータイプにはつけずに、コロラドタイプには必ずつける。トレーラーをつけることによってヘッドの振動はさらに抑えられる。


お勧めの4つのタイプ

これさえあればどこでも大丈夫という4つのタイプを紹介しよう。
  • シャロータイプ
    シングルコロラドで、ブレードの大きさはNO.4か5。色は水が澄んでいたらシルバー、濁っていたらゴールドが蛍光色。ヘッドは3/8〜1/2オンス。


  • クリアーウォータータイプ
    シングルウィローで、ブレードは#3シルバー。ヘッドは1/4オンス。作者も使ってます。スカートはホワイトやシルバーなど。早く引く。


  • マッディウォータータイプ
    ダブルウィローでアームが長いもの、ブレードは#5のゴールドか蛍光色。ヘッドは1/2オンス。作者も使ってます。スカートは蛍光色。


  • ディープタイプ
    シングルかダブルのコロラドで、ブレードはNO.4か5。色は水が澄んでいたらシルバー、濁っていたらゴールドが蛍光色。ヘッドは3/4〜1オンス。底すれすれを引く。

スピナーベイトの季節

一番いいのは春先。しかもアシの際。だが、一年中使えるルアーだ。元気のいいバスを捜して釣る、スピードのある釣り方が適している。